Maasを使おう!(東武鉄道編1)

  新シリーズです。最近流行りののMaaSを使った感想をダラダラ書いていくシリーズになります。見苦しい点もあるかと思いますが、何とぞご容赦ください。

 

 

お断り

 2021年9月7日時点での情報を掲載しています。なお、すでに発売を終了した商品の情報が含まれているため、ご利用の際はご注意ください。

1.使ったきっぷ

 今回は、「東武本線乗り放題デジタルきっぷ(発売終了)」をメインに利用しました。東武の本線系統が48時間乗り放題、かつ東京スカイツリーの入場券(定価で3000円)がついて3000円というとんでもないきっぷです。弱点は、入場・出場が面倒なことくらいでしょうか。東武鉄道の券売機は、一部駅を除いてクレジットカードが使えないのですが、このきっぷはWebで買うので、カードが使えます。

2.いざ日光へ

 北千住駅有人改札を通り、旅行開始。このきっぷは自動改札機に通せない(あたりまえ)ので、有人改札を通ります。

 トップバッターは区間急行館林行き。どうでもいい話をすると、区間急行/準急は、通過駅の放送で「〇〇は、止まりません」と流します。半蔵門線直通は「〇〇は、止まりません」というように、若干違います。

 さて、今回の目的地は日光なので、東武動物公園日光線に乗り換え。さらに南栗橋東武宇都宮行きに乗り換えます。

 日光方面に行くためには、新栃木で乗り換える必要があり、面倒だったのですがとりあえず乗ります。10分くらい後の急行より早いらしい。この東武宇都宮行き、20400型というらしいのですが、椅子が柔らかく、なかなか快適。6050系より詰め込みが効くので、混雑してても快適ですね。

 東武日光に着いたのは8時過ぎです。とりあえず、バスの一日乗車券とJR日光駅の入場券を買いました。湯元に行きたかったので、一番遠くまで行けるタイプのものを購入、クレジットも使えます

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 ガストでモーニングでも、と思っていたのですが、10時から開店のようで。こんな馬鹿みたいに早い時間にくる異常観光客は想定していないようです。おとなしく中禅寺温泉行きのバスに乗り込みます。時間が時間なので、客はまばらです。中禅寺温泉まで40分。

 悲しいかな、濃霧がかかっていて、10m先を見渡すのが精いっぱいでした。当然、華厳の滝が見えるわけもなく。こんな天気でもエレベーターに金払う人いるんですかね?(そもそも人影がまばらだったが)

 こんな感じで、ろくに景色が見えません。最終目的地?はここではないんですけどね。

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中禅寺温泉バスターミナル付近。何も見えない。

 つづいて、湯元温泉行のバスに乗車し、終点・湯元温泉で下車。お目当ては日帰り温泉です。奥日光とはいえど、観光客も多いので、ホテルの日帰り入浴の値段は高めに設定されています。今回お世話になった「温泉寺」はお風呂に入れるお寺です。お茶請けがついて500円、フェイスタオルは別に300円。

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写真は男湯。中に誰もいないのを確認したうえで撮影しています。

 熱めの湯が心地よかったです。先客がおらず、一人で入れたのでなおよかったですね。

 この時点で11時半くらいなのですが、時間が押しているのでいろは坂を下ります。わすれずに中禅寺郵便局(2枚目)にも寄ります(こんなことやってるから時間が無いんだよな)。湯本はあんなに晴れていた(1枚目)のに、中禅寺湖付近は曇ってますね。。

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 いろは坂を下って時刻は時刻は13時半。私には、日光に来たら必ず食べるものがあります。それは「湯波蕎麦」です。いい時間だし、そば食べるぞーとワクワクしてたらこの仕打ち。はぁ……

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「本日休業」

 結局ガストで昼を食べました。悲しい。

3.次の目的地へ

 東武日光を「リバティけごん」で後にします。本当は普通に乗りたかったんですけどね。乗り遅れてしまったからには仕方ない。特急券を買う余裕はあったのですが、わざと買い忘れます。

 無札で乗る訳にもいかないので、車掌から特急券を買います。当然、A6くらいの大きさの紙で出てくると思っていたのですが、縦長の車内補充券で出てきたので軽く驚きました。何はともあれ、貴重な体験でした(この時点で車内特急券はレシート券タイプになっていたようで、たまたま通信エラーで補充券対応となったようです)。※トラブル防止のため、一部加工しています。ご了承ください。 

東武鉄道の車内補充券。

発券していただいたきっぷ。


 特急を栃木で降りて、JR両毛線に乗り換えます。40分ぐらいで列車は桐生に到着。少々歩いて、上毛電鉄西桐生駅へ移動します。西桐生駅では、特急「りょうもう」号の特急券の販売取次を行っています。具体的には、赤城駅発の特急券を買うことが出来ます。しかも硬券で。

西桐生駅駅名標です。

 何を隠そう、今回の目的はこれです。午後割・夜割の廃止に伴い、🈹硬券が廃版となると予想されたため、回収に来ました。なお、発券には2-30分はかかりますので、時間に余裕をもって依頼しましょう。西桐生駅から赤城駅までは10分くらいです。赤城駅から北千住駅までの特急料金は、夜割で840円、非常に割安です。残念ながら制度自体がなくなってしまいましたが。

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硬券特急券。無印の小物ケースSSに入れると吉。

 写真を撮り忘れましたが、リバイバル塗装の車両が来ました。モケットまで変えているあたり、東武のやる気を感じます、個人的にはもっと別のところにやる気を出してほしいんですけどね。

 なお、特急を東武動物公園で降り、前途を放棄しました。ガラガラだったし許してください。

 

4.散財タイム!

 東武動物公園から急行で一駅、春日部に移動します。そして後続のスペーシアに乗り換えます。春日部駅では、ホームに駅員が立ち検札を行いますが、飛び乗り客向けに特急券を販売しています。これも午後割・夜割の廃止に伴い、変化がありそうなので購入します。

春日部駅で購入した特急券

 これ号数書いてないけど大丈夫なんですかね。乗車する直前でないと買えないので、悪用は難しいですが……

 春日部駅から北千住駅まではおよそ20分です。そう、北千住まで。今回使用しているきっぷには、東京スカイツリーに上る権利が付属していますが、北千住で降りています。何が言いたいかと言いますと、スカイツリーの時短営業のせいで最終入場時刻に間に合いませんでした。トホホ……

 

5.まとめ

 さながら旅行記の様相ですが、本記事はMaaSの使用感についての記事ですので、率直な感想をば。(そもそもこのきっぷはMaaSなのか?という疑問はさておき)

 駅員さんの周知度は高く、目立ったトラブルはありませんでした。平日に利用したからか、デジタルきっぷの利用客は少なく、有人改札に並んでイライラ、ということもありませんでした。この手のフリーきっぷで都心区間ばっかり利用する客はいないでしょうから、有人改札もスイスイ。ある意味快適に使えると思います。

 盲点としては、新高徳駅のような簡易改札機を設置している有人駅での利用でしょう。紙のきっぷの利用客が少ない都合上、駅員さんが奥にいらっしゃることも多いですから、呼び出して見せて……とやや面倒です。といっても気にするほどのことではないです。PASMOに載せられたらな、と思いますがデジタルきっぷのコンセプト上仕方ありません。

 

 以上長々と書きましたが、「東武本線乗り放題デジタルきっぷ(発売終了)」を使ってみた感想でした。またいつかお会いしましょう。