SUNQパス南九州版を利用した旅行例の紹介

お久しぶりです。本当にお久しぶりです。

先日九州に行っておりましたので、ご報告いたします。

 ANAがアホみたいに安いセールを実施していたので、普段飛行機に乗りたがらない筆者もこの機会に行ってみることにしました。レンタカーを借りたかったのですが、あいにく筆者は無免許人間ですので、SUNQパス南九州版を用い移動することに。

 NH603で宮崎空港に到着。

宮崎ブーゲンビリア空港

 まずはJRで延岡を目指します。空港についてから特急を予約しましたが、直前でも割引があるのはうれしいですね。延岡駅前の案内所でSUNQパス南九州版を購入しました。コイツは指定エリア内のほぼすべてのバスに乗ることができる優れもの、なんと高速バスにも乗れてしまうのです。

第一走者 宮崎交通 延岡駅前→高千穂バスセンター(バイパス経由)

高千穂バスセンター

 高千穂町では、名勝・高千穂峡高千穂神社を訪問し、巨大な土木建築を鑑賞しました。バス待合所に「車がなくても楽しめる」と書いてありましたが、結構高低差があるので自家用車で行った方がよいでしょう。高千穂大橋に向かう際、五ヶ瀬町の病院に向かうバスに乗車したのですが、本数はかなり少ないため観光には使えません。

高千穂大橋(1枚目)と高千穂峡(2枚目)
第二走者 九州産交 特急たかちほ号 高千穂バスセンター→熊本駅

高千穂バスセンター


 こんな見た目をしていますが、延岡駅から熊本駅まで約150kmを4時間半かけて”一般道”を走破する長距離路線バスです。高千穂BCからでも3時間とひたすら長く、乗ってて正直しんどかったですね。この日は熊本駅前のルートインに宿泊。

注)ジョイフルで夕飯を食べるためにバスに乗っていますが、正直どのバスに乗ったか覚えていないので省略しています。

 

 2日目。アミュプラザ熊本でセゾンカードを作りたかったのですが、開館時間が遅かったので先に観光。熊本城を訪問しました。

震災の爪痕が残る熊本城

 天守に登ってせいぜい1時間、と思っていたのですが、城の内部が質の高い博物館になっていて気づけば2時間も滞在していました。

 気を取り直しアミュプラザを訪問。セゾンカードの尾根遺産に声をかけてくまモンデザインのJQセゾンを発行しました。2500円の商品券も貰えて嬉しい!

アミュプラザ熊本限定のJQセゾン(JCB)
第三走者 南国交通 高速きりしま号 熊本桜町BT→天文館

 

天文館


 筆者が紙のSUNQパスを利用している都合、高速バスの指ノミ券を発行するために案内所に行かなければなりません。きりしま号熊本駅発着ですが、わざわざ桜町まで行っているのはそういうことです(たぶん)。

 アミュプラザビックカメラで旅行支援のクーポンを消費したり、山形屋でベイクドモチョチョを買ったり(閉店間際で安くなってた)、鹿児島王将で夕食をとったりしたのちアパホテルで宿泊。熊本から鹿児島、結構遠かった。桜島の方まで足を伸ばしてみたかったんですけどね。熊本で油を売りすぎました。

 

第四走者 鹿児島交通 鴨池・垂水フェリー 鴨池港→垂水港

船内から見た垂水港

 鴨池港は、市電「涙橋」電停から徒歩25分ほどです。この航路は鹿児島交通が運営していますが、SUNQパスだけで乗車することはできません。別途普通運賃500円が必要です。筆者が乗船した便は鴨池港に7時頃に付く便の折り返しでしたが、大量の高校生が乗船していました。船で通学、いいな(そんな時間から学校に行きたいとは断じて思いませんが)

 なお、天文館から鹿屋市に向かう鹿屋直行バスはSUNQパスだけで利用可能、実質SUNQパスで船に乗ることができます。

 

第五走者 鹿児島交通 垂水港→志布志駅

垂水港(バス)の時刻表

 ここからは路線バス。垂水から志布志に向かうバスは1時間に一本程度と比較的充実しています。途中鹿屋市を経由しますが、予定の都合途中下車は一切できません。いくらバスが充実している九州といえどやはり行程に限界があるようです。

 垂水港の時点で確か10人ほど乗車があったはずですが、志布志駅に着くころには私一人になっていました。フリーパスなのに乗車バス停を聞かれたのはなぜですかね……

 ちなみに、このバスは志布志駅に09:44に到着するので、09:49発の日南線油津行き(油津で南宮崎行きに接続)に乗継可能です。なお私が訪問した時は代行輸送中に伴う時刻変更によりギリギリ間に合いませんでした。

 

第六走者 鹿児島交通 志布志駅前→都城駅

 

鹿児島交通の路線バス。

 志布志に行きたかった理由は、鹿児島県志布志市志布志志布志にある志布志市役所本庁・志布志支所にある看板を確認したかったからです。それだけ。(一応鹿児島銀行志布志支店と志布志郵便局も訪問しました)

 ↑のバスは1日3便と、行程を考える上でネックとなった部分です。このバスを捕まえるために鹿屋直行バスをあきらめました。乗客は途中まで私一人、曽於市内に入ってから若干名の利用がありました。県境を越える路線バスは極めて貴重です。

第七走者 宮崎交通 都城駅宮崎駅

都城駅前に到着するバス(一部画像を加工しています)。

 長い旅もこのバスで最後(厳密には違う)。宮崎駅に向かうバスに乗車します。このバスは高速道路を経由するため、高速バスタイプの車両です。途中宮崎空港を経由し、窓側が埋まるくらいの乗車がありました。バスを空港で降りて羽田に飛ぶことも考えましたが、宮崎市街で昼食をとることを選択し終点まで乗車しました。

 

おわりに

 ゆうちょ銀行宮崎店を訪問したこと以外は街中までバスに乗り続けた意味は無かった気がしますが、アミュプラザ宮崎でチキン南蛮を食べ、JRで宮崎空港まで移動しSNA62/ANA2462便で羽田まで帰りました(ANAと同じ運賃でソラシドに乗るのは悔しい)。

【お得度】

延岡駅→高千穂BC 1,880円

高千穂BC→熊本駅 2,700円

熊本駅天文館 4,100円

垂水港→志布志駅 1,440円

志布志駅都城駅 1,220円

都城駅宮崎駅 1,710円

計 13,050円 SUNQパス南部九州版は8,000円

※高速バスは直前に予約した場合の運賃

 実際は5分程度の乗車を10回ほど行っているため14,000円程度の乗車をしたものと思われます。元を取れているとはいえあんまりお得な使い方では無かった気もしますね。路線バスばっかり乗ってるから仕方ない部分はありますが。

 鹿児島交通がGoogleMapsに鹿児島空港を経由する路線以外掲載していないため、経路の選定が不十分な箇所はあっただろうと思います。鹿児島交通さん、見ていますか。

 今回の旅行は移動時間に多くを費やしすぎた感は否めません。著名な観光地を拾い切れていないため、次回以降の宿題となりそうです。そろそろ執筆に飽きて文章が雑になってきたので、今回はこの辺にしておきましょう。それでは、またどこかでお会いしましょう。